• あきるの動物病院

SFTSについて(ノミダニ予防の大切さ)


皆さまは「ノミダニ予防」と聞くと何を思い浮かべるでしょうか?

キチンと予防されている方も、予防すべきか迷われている方もいると思います。

最近になってノミダニ予防に関わる、新たな感染症「SFTS」が話題になってきていますので、ご紹介いたします。


目次

SFTSとは

東京でも感染するのか

まとめ


 

SFTSとは

最近、イヌ・ネコ・ヒトに関わってくるSFTSという感染症が広がってきています。

SFTSとは重症熱性血小板減少症候群のことで、マダニが媒介する感染症です。

イヌやネコ、ヒトが感染すると発熱が認められ、ヒトでも1割以上の、ネコにおいては6割以上の致死率です(2021年)。

実際に2021年には日本全国でネコ449匹、イヌ24匹、ヒト109人の感染が確認されています。




日本では2013年に初めてヒトへの感染が確認され2021年までに合計641名の感染者が認められ、そのうち80名の死亡が確認されていますので、致死率としては10%以上です。

ちなみに2022年5月現在新型コロナウイルス感染症が流行していますが、新型コロナウイルス感染症の致死率が50歳代以下で0.01%、60歳代以上で2%程度と言われています。

それと比べると圧倒的に致死率が高い感染症という事がわかります。

感染症には感染力や発症率など様々なことが関わってきますので、

一概に恐ろしい感染症かどうかを言う事は出来ません。

ですが、そのウイルスがダニによりイヌやネコに感染すると、血液や排泄物、涙、唾液にもウイルスを含む恐れがありますので、外に出るイヌ・ネコの飼い主にとっても感染リスクの高い病気と言えるでしょう。




 

東京でも感染するのか?

SFTSは2011年に中国で発見され、2013年に国内で初めて海外渡航歴のない人の感染が報告されました。

その後、感染地域が拡大傾向にあ


り、2021年には日本全国で過去最多の109人の患者が報告されました。

元々西日本を中心にした感染症でしたが、最近では静岡や千葉などでも感染者が出ており、神奈川県でもSFTSに感染した猫が確認されています。

まだ確定診断が出たヒトが少ないだけで、もっと身近な感染症かもしれません。


 

まとめ

SFTSとは



・ダニによる感染症

・ダニから直接でも感染するが、イヌやネコの血液、排泄物、涙、唾液から感染したヒトもいる。

・ヒトが感染して発症した場合、致死率は1割以上


それを防ぐには

・外で茂みに入る場合は長袖・長ズボンを。

イヌ・ネコにはしっかりノミダニ予防を。

・ノミダニ予防薬は信用が置けるものを。


最近ノミダニ予防されているとおっしゃられていても、ノミダニをつけてくるワンちゃんネコちゃんもいます。

なるべくノミダニ予防には信用が置けるものを用いましょう。


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